Novel life~musashimankun’s blog~

漫画「きっと、いいことあるさ~君が住む街で~」を週刊で連載しています。

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休みⅡ

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎キー坊の夏休みⅡ② 漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎キー坊の夏休みⅡ③ 「きっといいことあるさ」次回は8月22日の掲載予定です(^_-)-☆

暑中お見舞い申し上げます

漫画「きっといいことあるさ」次回掲載は8月8日です(^^♪

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休み①

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休み② 次回掲載は8月15日になります。

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎番外編「ボブ」という名の猫に学ぶ

漫画「きっと、いいことあるさ」◎特技ありますか

漫画「きっと、いいことあるさ」◎番外編 マスク

漫画「きっと、いいことあるさ」◎強靭って・・①

漫画「きっと、いいことあるさ」◎強靭って・・②

漫画「きっと、いいことあるさ」◎珍客、来たる

漫画「きっと、いいことあるさ」◎浦島太郎みたいだ

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎番外編 増えすぎて困る

漫画「きっと、いいことあるさ~君が住む街で~」◎1日がはじまる

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「闇が滲む朝に」🐑章 最終回(第35回)「それでも桜は咲くっさ、負けねでファイト」

さあようこそ、のど自慢に ヒゲさんの車で徹たちが「もとずろう温泉旅館」に戻ったのは、その日の午後6時前だった。はなえはそのまま温泉に入り、食事をした後は自分の宿泊部屋に入った。 徹は午後7時から宴会ルームで行われる「もとずろう温泉旅館 のど自…

「闇が滲む朝に」🐑章 第34回「なんてこたあ、ねえっさ。負けねっさ」

なんてこたあ、ねえっさ「のど自慢、大丈夫ですかね」 徹がヒゲさんの顔を見る。 「やるっさ。どんなことがあっても『もとずろう温泉』のずんいちろ社長は、どんな状況になってもやるっさ。この前もあの温泉は完全防備してるから、ウィルスなんか吹き飛ばす…

「闇が滲む朝に」🐑章 第33回「イノシシと闘ったさ。野良仕事も毎日が命懸けっさ」

ジョイは綱なしで外に出さねっと「ただいま」 徹たちが京子と話しているところに、ヒゲさんが帰ってきた。「おかえりなさい」 京子は笑顔でヒゲさんを迎えた。「今日は早いわね」 「ああ。お客さん、あんまり待たせちゃいけねっから」「おかえりなさい」 京…

「闇が滲む朝に」🐑章 第32回「自分が飛んでいる。あの体験が全てを変えた」

自分がどこかに飛んでいる リングのコーナーポストから飛び降り、相手選手のラブレスタ―めがけて身体をぶつけていった筈のヒゲさんの身体は、悲惨にもマットに全身を打った。そこにラブレスタ―の姿はなかったのだ。ヒゲさんはその時・・・・・・。自分がどこ…

「闇が滲む朝に」🐑章 第31回「壮絶な空中戦の末にプロレスのマットに沈んだヒゲさん・・・」

ジョイと竜乃湖を目指して走る ヒゲさんは夕闇の林の中を「竜乃湖」を目指して走る。後方からジョイがハアハアと息を切らせながらついてくる。前足と後方の足はリズミカルに動く。 ジョイはヒゲさんの走る間隔には慣れている。もうこの坂道を上り降りし始め…

「闇が滲む朝に」🐑章 第30回「ヒゲさんがプロレスラー引退を決意した理由」

かつてプロレスラーだった男 徹の目の前には1枚の写真が飾られている。それはリング上に立つ2人のレスラーの姿だった。1人は天源一郎、そして、もう1人はヒゲさんだ。今の風貌とは若いが確かにヒゲさんだと分かる。 「ヒゲさん・・・・レスラーだったのか…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第29回「二人の逃避行 ヒゲさんは一体、何者だったのか」

ジョイというハスキー犬 ヒゲさんは自宅に着くと徹をはなえを先に降りるようにうながし、車を車庫に入れた。 玄関の横には縦横2メートル程の柵が作られ、中には大型犬が寝そべっている。 「ジョイ」とヒゲさんが呼ぶと、尻尾を振りながら犬が柵ごしに駆け上…

「闇が滲む朝に」🐑章 第28回「二人の逃避行 龍神のいる森に住むヒゲさんという男」

龍神様はありがたいから「竜乃湖」でしばらく立ち話をしながら3人は車に戻った。 ヒゲさんはバックミラーを見ながら、ゆっくりと車をバックしユーターンさせた。「どうだ、いいとこだっけ」 ヒゲさんが隣に座る徹に聞く。「ええ。静かでいい所ですね」「ヒ…

「闇が滲む朝に」🐑章 第27回「二人の逃避行 やっぱ『竜乃湖』には、何かがありそうだっ!」

やはり何かがいそうだっ! 徹たちが車から降りると、横幅約100メートル、縦約200メートル程だろうか。大きな湖が目の前に横たわっている。湖の奥の方はうっそうとした林を抜けるように延々と伸びている。入口付近には「竜乃湖」と書かれた看板が立てられ、歴…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第26回「二人の逃避行 異常気象にやられねえよう、『竜乃湖』で拝むっけ」

黄色のランドクルーザーでやってきた 髭面男のヒゲさんから「竜之湖」に誘われた徹は、風呂から上がるとはなえにその旨を伝えた。ヒゲさんが自分の車で「もとずろう温泉」まで迎えに来てくれるという。 近くのうどん屋で昼飯をとった徹とはなえは、午後1時…

「闇が滲む朝に」🐑章 第25回「二人の逃避行 ネッシー?かつて本当に竜が住んでいた」

かつて本当に竜が住んでいた湖 徹はあまり髭ずらの男とは深い話はしない方がいいと直感し、適当に挨拶した後でお湯から上がった。朝に温泉に浸かることなどないから、少し頭がクラクラした。 近くの洗い場の椅子に座り、前のシャワーを出す。一瞬、冷たい冷…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第24回「二人の逃避行 近くに竜が住んでた湖があっから」

早一番のお客さんですけ? 徹は「もとずろう温泉旅館」のお湯に浸かりながら、大きく深呼吸した。どこからか静かにお湯が流れる音が聞こえてくる。「朝早一番のお客さんですけ」 後方から野太い声が聞こえてくる。 「お客さんけ?」 徹は二度目の問いかけに…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第23回「二人の逃避行 お湯に浸かり自分が自分でないような」

カーテンを開けると木々一色だった「温泉に入りたかったら入ってもいいけど、どうする?しばらく休む?」 徹は、「もとずろう温泉」の女将・いちこと社長のずんいちろに挨拶した後で、はなえに聞いた。「そうだね。午前中はね」 はなえはゆっくりと返事した…

「闇が滲む朝に」🐑章 第22回「二人の逃避行 温泉だけでなく、のど自慢にも出てみっか」

もとずろう温泉に到着 徹たちはタクシーを降りると、どこからか川のせせらぎが聞こえてきた。新鮮な空気に凛と身体が包まれた。はなえが気持ちよさそうに深呼吸した。 目の前に小さな温泉宿が建っている。古びた木造りの看板に「もとずろう温泉旅館」と大き…

「闇が滲む朝に」🐑章 第21回「二人の逃避行 行き先は、あの『もとずろう温泉』」

さあ着いたよ。尾花だよ コーヒーを飲み終わった後で徹とはなえはトイレに寄り、駅のホームで電車を待った。 やがて「もとずろう温泉」のある尾花駅行きの電車が予定通りに来た。 二人は電車に乗ると座席に座り目を閉じた。話していると冗談を言うはなえだが…

「闇が滲む朝に」🐑章 第20回「二人の逃避行 あったかいコーシーを飲みながら」

あんた、コーシーは好きなの 土曜日早朝のコーヒーショップに客はほとんどいない。軽音楽が店内を華やかな雰囲気にしている。「おまちどうさま」 徹ははなえと自分のコーヒーをトレーに乗せて運んできた。「温泉は午前10時過ぎから入れるようだから。着く頃…

「闇が滲む朝に」🐏章 第19回「二人の逃避行 ちみの瞳に恋してるってか!?」

秘めた二人の逃避行? 「この前に外出したのはいつだったかねえ。夏ごろだったかなあ」 はなえがタクシーの窓の外を眺める。「8月頃・・・・?」「そうだね。確か・・・・」 タクシーが信号待ちで停車した。「確か息子夫婦と食事したんだね・・・・」 再び…

「闇が滲む朝に」🐑章 第18回「二人の逃避行~それでも見つかるわけにはいかない」

土曜日、「ラッキー園」の近くで 結局、その日、徹はスーパーでは妻の多恵子には会わずに自宅に戻った。マイ子にも妻に会いに来たとはいえず、夕方のレジ打ちで忙しい多恵子に会ったところで迷惑な顔をされるだけだと思ったのだ。マイ子と別れ仕方がなくスー…

「闇が滲む朝に」🐑章 第17回「えっ?スーパーで偶然に会った人が」

夕方のスーパーで発見 徹の妻・多恵子が働くスーパー「モリダクサン」は1階が食品売り場で2階には衣類や日用雑貨を中心に販売している。店舗によって面積や形態も違うスーパーだが、「モリダクサン」は大型の物とは違い食品に特化した店舗だ。 だから平日…