Novel life~musashimankun’s blog~

漫画「きっと、いいことあるさ~君が住む街で~」を週刊で連載しています。

漫画「きっといいことあるさ」「個性があるからいいんだ」①

漫画「きっといいことあるさ」「個性があるからいいんだ」② 漫画「きっといいことあるさ」「個性があるからいいんだ」③

漫画「きっといいことあるさ」「逃げない、諦めない、俺のヒーロー」

漫画「きっと、いいことあるさ」  ◎忍、寺で座禅を組む①

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎忍、寺で座禅を組む②

漫画「きっと、いいことあるさ」  ◎あ~これでも忍の特訓

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎ぴーやんの恩返しⅡ

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎ぴーやんの恩返しⅡの2

漫画「きっといいことあるさ」◎ぴーやんの恩返しⅠ

漫画「きっといいことあるさ」 ◎ぴーやんの恩返しⅠの2

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎「修のお礼」①

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎「修のお礼」② 漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎「修のお礼」③

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休みⅢの①

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎キー坊の夏休みⅢの②

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休みⅡ

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎キー坊の夏休みⅡ② 漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎キー坊の夏休みⅡ③ 「きっといいことあるさ」次回は8月22日の掲載予定です(^_-)-☆

暑中お見舞い申し上げます

漫画「きっといいことあるさ」次回掲載は8月8日です(^^♪

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休み①

漫画「きっと、いいことあるさ」◎キー坊の夏休み② 次回掲載は8月15日になります。

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎番外編「ボブ」という名の猫に学ぶ

漫画「きっと、いいことあるさ」◎特技ありますか

漫画「きっと、いいことあるさ」◎番外編 マスク

漫画「きっと、いいことあるさ」◎強靭って・・①

漫画「きっと、いいことあるさ」◎強靭って・・②

漫画「きっと、いいことあるさ」◎珍客、来たる

漫画「きっと、いいことあるさ」◎浦島太郎みたいだ

漫画「きっと、いいことあるさ」 ◎番外編 増えすぎて困る

漫画「きっと、いいことあるさ~君が住む街で~」◎1日がはじまる

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「闇が滲む朝に」🐑章 最終回(第35回)「それでも桜は咲くっさ、負けねでファイト」

さあようこそ、のど自慢に ヒゲさんの車で徹たちが「もとずろう温泉旅館」に戻ったのは、その日の午後6時前だった。はなえはそのまま温泉に入り、食事をした後は自分の宿泊部屋に入った。 徹は午後7時から宴会ルームで行われる「もとずろう温泉旅館 のど自…

「闇が滲む朝に」🐑章 第34回「なんてこたあ、ねえっさ。負けねっさ」

なんてこたあ、ねえっさ「のど自慢、大丈夫ですかね」 徹がヒゲさんの顔を見る。 「やるっさ。どんなことがあっても『もとずろう温泉』のずんいちろ社長は、どんな状況になってもやるっさ。この前もあの温泉は完全防備してるから、ウィルスなんか吹き飛ばす…

「闇が滲む朝に」🐑章 第33回「イノシシと闘ったさ。野良仕事も毎日が命懸けっさ」

ジョイは綱なしで外に出さねっと「ただいま」 徹たちが京子と話しているところに、ヒゲさんが帰ってきた。「おかえりなさい」 京子は笑顔でヒゲさんを迎えた。「今日は早いわね」 「ああ。お客さん、あんまり待たせちゃいけねっから」「おかえりなさい」 京…

「闇が滲む朝に」🐑章 第32回「自分が飛んでいる。あの体験が全てを変えた」

自分がどこかに飛んでいる リングのコーナーポストから飛び降り、相手選手のラブレスタ―めがけて身体をぶつけていった筈のヒゲさんの身体は、悲惨にもマットに全身を打った。そこにラブレスタ―の姿はなかったのだ。ヒゲさんはその時・・・・・・。自分がどこ…

「闇が滲む朝に」🐑章 第31回「壮絶な空中戦の末にプロレスのマットに沈んだヒゲさん・・・」

ジョイと竜乃湖を目指して走る ヒゲさんは夕闇の林の中を「竜乃湖」を目指して走る。後方からジョイがハアハアと息を切らせながらついてくる。前足と後方の足はリズミカルに動く。 ジョイはヒゲさんの走る間隔には慣れている。もうこの坂道を上り降りし始め…

「闇が滲む朝に」🐑章 第30回「ヒゲさんがプロレスラー引退を決意した理由」

かつてプロレスラーだった男 徹の目の前には1枚の写真が飾られている。それはリング上に立つ2人のレスラーの姿だった。1人は天源一郎、そして、もう1人はヒゲさんだ。今の風貌とは若いが確かにヒゲさんだと分かる。 「ヒゲさん・・・・レスラーだったのか…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第29回「二人の逃避行 ヒゲさんは一体、何者だったのか」

ジョイというハスキー犬 ヒゲさんは自宅に着くと徹をはなえを先に降りるようにうながし、車を車庫に入れた。 玄関の横には縦横2メートル程の柵が作られ、中には大型犬が寝そべっている。 「ジョイ」とヒゲさんが呼ぶと、尻尾を振りながら犬が柵ごしに駆け上…

「闇が滲む朝に」🐑章 第28回「二人の逃避行 龍神のいる森に住むヒゲさんという男」

龍神様はありがたいから「竜乃湖」でしばらく立ち話をしながら3人は車に戻った。 ヒゲさんはバックミラーを見ながら、ゆっくりと車をバックしユーターンさせた。「どうだ、いいとこだっけ」 ヒゲさんが隣に座る徹に聞く。「ええ。静かでいい所ですね」「ヒ…

「闇が滲む朝に」🐑章 第27回「二人の逃避行 やっぱ『竜乃湖』には、何かがありそうだっ!」

やはり何かがいそうだっ! 徹たちが車から降りると、横幅約100メートル、縦約200メートル程だろうか。大きな湖が目の前に横たわっている。湖の奥の方はうっそうとした林を抜けるように延々と伸びている。入口付近には「竜乃湖」と書かれた看板が立てられ、歴…

「闇が滲む朝に」🐑 章 第26回「二人の逃避行 異常気象にやられねえよう、『竜乃湖』で拝むっけ」

黄色のランドクルーザーでやってきた 髭面男のヒゲさんから「竜之湖」に誘われた徹は、風呂から上がるとはなえにその旨を伝えた。ヒゲさんが自分の車で「もとずろう温泉」まで迎えに来てくれるという。 近くのうどん屋で昼飯をとった徹とはなえは、午後1時…

「闇が滲む朝に」🐑章 第25回「二人の逃避行 ネッシー?かつて本当に竜が住んでいた」

かつて本当に竜が住んでいた湖 徹はあまり髭ずらの男とは深い話はしない方がいいと直感し、適当に挨拶した後でお湯から上がった。朝に温泉に浸かることなどないから、少し頭がクラクラした。 近くの洗い場の椅子に座り、前のシャワーを出す。一瞬、冷たい冷…